警部補は女性が「わたしは潔白です。シロです」と主張したことに反感を覚え「あなたのパンツも白か」と発言。
沖縄県警警部補から事情聴取で下着の色を聞かれたとして、大阪市の女性が県に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部の河辺義典裁判長は27日、「著しい性的不快感を与えるものだったことは明らかだ」と指摘、35万円の支払いを命じた1審那覇地裁判決を支持、県側の控訴を棄却した。
判決によると、女性は昨年5月下旬、娘が沖縄県内で起こした刑事事件に絡み、大阪府警西淀川署で参考人として事情を聴かれた。
県警監察課は「判決を重く受け止めている。判決内容を詳細に検討し、今後の対応を決めたい」とコメントした。
河辺裁判長は「比喩(ひゆ)も含め、あらゆる取り調べ技術を駆使するのは当然の職務」との県側主張について、「訴訟上の主張であることを考慮しても甚だ遺憾」と批判。「取り調べなどで不適切な言動がされないよう厳しく禁じ、綱紀粛正とモラルを高める努力をすべきだ」と苦言を呈した。
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